看護師が内視鏡室に勤務するときの業務としては、検査前に内視鏡の準備や使った後の洗浄などがあります。
内視鏡は体と接触するものですので、使用後の洗浄は欠かせません。
洗浄後には点検を行い、次回の使用時に足りないものがないかを確認します。
足りなものがあれば、補充して万全の準備を整えます。
患者のデータを記録することも看護師の業務です。
基本データはもちろんですが、検査や治療前の様子などを記録します。
様子に違和感があったり、懸念事項があるときなどは書き込んでおくと後で役に立つ可能性が高いです。
内視鏡での検査や治療を受ける人は始めての人が多いので、他の検査では起きないようなパニックになる人も少なくありません。
そのため、そのような様子が見受けられたら、しっかり対処をする必要があります。
その様子に気付きやすいのが、接触する機会が多い看護師です。
そう考えると、看護師の記録が重要になる場合がよくあります。
内視鏡室での看護師の役割は、医師の補助です。
内視鏡の専門スキルは一度学んで終わりではありません。
内視鏡のスキルは日進月歩で進んでいるので、常に学び続けることが重要です。
医師が知っていることを看護師も知らないと、意思の疎通が取れなくなります。
そのため、医師が知っている内容は把握しておかなければなりません。
看護師が内視鏡について学ぶ機会は少ないので、できる限りチャンスを逃さないようにして学ぶ姿勢が必要です。